こんにちは!大阪市福島区・海老江エリアのジュニアサッカー教室「NEXTサッカースクール」代表の古川愛基です。
月曜日のブログでは、高校入学前の大怪我によって丸々「半年間」サッカーから離れ、総勢200人を超える部員の中で、静かに現状を見つめていた15歳の頃のお話をしました。
ピッチの外にいる時間は、焦りがなかったと言えば嘘になります。ただ、1年生の冬に選手権予選の「カメラ担当」として先輩たちのプレーをレンズ越しに追いかけていたとき、僕は「すごいな」と圧倒されるだけでなく、冷静に自分のこれからを考えていました。
自分が狙うポジションの3年生が引退したあと、この200人の競争の中で、どうすれば自分だけの価値を作れるか。周りのライバルにない選択肢を増やすため、僕はその頃から左足のキックの練習をはじめ、少しずつ努力を積み重ねていきました。
■ 恩師から学んだ、相手の「重心」を見るドリブル
半年が経ち、ようやくピッチに復帰した僕を待っていたのは、興國ならではの「個の技術を徹底的に磨く環境」でした。朝練の時間から、ボールコーディネーションや個人技のメニューをコツコツと身体に馴染ませていく日々。
そこで僕のサッカー人生の大きな転機となったのが、当時の監督(恩師)との一対一の指導でした。復帰したばかりの僕に対して、監督は本当に真剣になって、相手を剥がすドリブルのスキルを教えてくれたんです。
中学校時代(ヴィッセル伊丹)の僕は、怪我や成長痛で走れない時期に、「相手との適切な距離感(立ち位置)」を考えてプレーしていました。そこに、高校の恩師から教わった「攻撃側でボールを持った時、相手のどこを見て、どうやって抜くか」という視点が重なりました。
「ただボールを見るんじゃない。相手の『重心』を見るんや」
相手の重心の傾きを見極め、その逆を突く。 さらに興國のトレーニングには、身体を入れながらスラロームを抜けていく「肩入れ」というメニューがありました。相手の重心が高い瞬間を狙って、こちらはわざと重心を低くし、身体を相手の前に滑り込ませる技術です。
僕自身、フィジカル能力が突出して高かったわけではありません。だからこそ、相手と力任せにぶつかり合わないために、「どこに立てばいいか」「どう身体を滑り込ませれば勝てるか」を、自然と頭を使って組み立てるようになっていきました。
■ 2年生の夏。公式戦デビューでのゴール
高校の後半に入ると、長かった成長期が落ち着いたタイミングで、本来の武器だったスピードが少しずつ戻ってきました。
スピードがない時期に必死に考えてきた「立ち位置の頭脳」や「相手の重心を見る技術」。そこに本来の「スピード」が噛み合ったことで、自分の中でパズルが完成していくような感覚がありました。
チャンスは、2年生の夏に訪れました。 春先はBチームでプレーしていましたが、夏のインターハイ(高校総体)大阪予選のタイミングで、トップ(Aチーム)へ引き上げてもらったんです。
そして迎えた、僕にとっての高校サッカー公式戦デビュー戦(インターハイ予選)。 頭脳と技術、そして戻ってきたスピードの使い方のバランスがうまく噛み合った結果、その試合で得点することができました。
自分でも「持っていたな」と思う部分もありますが、この一戦をきっかけに、200人の部員がひしめくAチームの中で、しっかりと試合に出場させてもらえる足がかりを作ることができました。
■ 「負けても後悔しない選手を選ぶ」という指導者の覚悟
ただ、今振り返って、なぜあの激しい競争の中で、怪我上がりだった僕がチャンスを引き寄せられたのか。理由は、ピッチの上の結果だけではないと感じています。
先輩や監督といった、上の人たちとの関わり方や日頃の姿勢を、恩師である監督がしっかりと見てくれていたからだと思います。
実力が拮抗する200人の中から、スタメンの11人を誰にするか。 当時、監督が僕に伝えてくれた、今でも指導者としての僕の指針になっている言葉があります。
「技術の差なんて、正直ほとんどない。その中で最後にメンバーを選ぶのは、俺や。なぜその選手を選ぶか分かるか? もしその選手を使って試合に負けたとしても、俺自身が絶対に後悔しないからや」
上手い選手、足が速い選手はいくらでもいました。でも、最後に信頼されてピッチに送り出されるのは、技術の優劣を超えて、「この選手と心中するなら後悔はない」と周囲に思わせるだけの人間性や熱量、日頃の姿勢がある選手なのだと知りました。
監督にその言葉をかけてもらった時、日頃の姿勢を見てくれていることに救われたと同時に、指導者が背負う「覚悟」の重さを実感しました。僕が今、NEXTサッカースクールで「技術だけでなく、挨拶や感謝、人間性を一番に大切にする」と決めているのは、この高校時代の経験が原点にあります。
■ 3年生での挫折、そして次のストーリーへ
頭脳と技術、そして人間性の重要さを学び、掴み取ったトップチームの座。 しかし、僕の高校サッカー生活は、ここから引退までずっと順風満帆だったわけではありません。3年生の時には、またしても大きな「挫折」を味わうことになります。
その続きは、また次の機会にお話しさせていただきますね。
子どもたちを指導していて思うのは、「サッカーが上手い子」が全てではない。「誰からも応援される子」に、最後に大きなチャンスが巡ってくるということです。 NEXTでは、ピッチの外での関わり方、話を聞く姿勢、仲間を思いやる心といった『人間面』を、サッカーを通して丁寧に育てていきます。
今週もグラウンドで、子どもたち一人ひとりの小さな成長を楽しみに待っています!
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NEXTサッカースクールでは、随時無料体験レッスンを実施しています。 「サッカーを通して、人間的にも自立してほしい」「厳しい競争の中でも折れない心を育てたい」という親御さま、ぜひ一度、海老江のグラウンドへお越しください! それぞれの個性を観察し、お子さまの心に静かに火をつける指導をお約束します。
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